当ブログ管理人は、最近何かと人から相談を受けることが多くなってきました。
職場のコト、職場の人間関係のコト、職場にいる癖の強い人との付き合い方のコト、職場にいる迷惑な人のコト、職場での将来のコト。
などなど、様々なジャンルの相談を受けます。
職場の相談ばっかじゃねーか。
ひでぶっ。冒頭から殴られた。暴力反対！
しかし、相談を多く受けていることは事実。そして、相談を受ける度に私はいつも歯がゆい思いをしている。
歯がゆい思い？
なんか、こう。
うん。
そう、相槌が上手く返せないんだよ。解るだろう？ 相談の聞き手役として、どのタイミングで口を挟むべきか、とか、どんな言葉を返すべきかとか、色々考えながら相談を受けるせいで、結局相槌が上手く返せない。
あーなるほど、確かに。相談の受け役って、あまり口を挟み過ぎてもウザいでしょうし、黙り過ぎても相手を不安にさせますね。相槌難しいです。
そうなんだよ。相談の受け役には、いい感じの相槌を挟む、すなわち相槌力が必要なんだよ。
相槌力。確かに必要です。
そこで今回は、コミュニケーションの勉強も兼ねて、私が相談を受ける時によく使う相槌８選を紹介しようと思う。
なるほど相槌８選ですか。面白そうです。
ははは。まあ私も謙遜はしているが、実際はそれなりの量の相談を受けてきた身だからね。一般ピーポーとは一線を画す相槌力を持っているだろうし、プロの相槌ストを名乗ってもいいだろう。今回の記事はプロ相槌ストが教える、絶対使える相槌集だと思ってくれていい。期待して読みたまえ。
はあ、プロ相槌ストだったんですか。何とも言えませんが、期待してます。
詳しくは続きを読むで。
では早速いってみよう！ 一個目はこれだ！
1.「へえ～。すごーい。あーソレ解るー」
いきなり普通の言葉だった！ 誰でも使うありきたりな奴じゃないですか！
何言ってんだい！ 「へえ」と「すごーい」と「ソレ解るー」は相槌の三本柱だろう！ プロだからこそ基本は押さえるってもんよ！
は、はあ。
相槌のプロは次の言葉で落とす！
へえへえ。次は何ですか。
2.「あ。それ前言ってた奴ね～」
これが大事！ 前言ってたこと覚えてますよアピール！ 私は貴方の話ちゃんと聞いてますよ証明！ これで相談者のハートを鷲掴みだ！
そんなに大事何すかコレ。ハート鷲掴みできます？
出来るとも！ もう私レベルになってくると、実際に前の話なんて覚えてなくても、「前言ってた奴ね～」って言っちゃうね！
このヤロ。前言った話もちゃんと覚えてろ。
ひでぶ！ 殴られたなり！ 次はコレ！
3.「解る解る～。私もソレ感じたことがあってー。実はこの前も～」
同調！ 同調！ とにかく相手の言うことに同調してればいいんだ！
そんなに同調いる？
あたぼうよ！ 相談の受け役ってのは、相手の気持ちに同調することだよ！ とにかく相手の言うことに沿って、適当なエピソードトークでっちあげて、同調すればいいんだよ！ それで相手は満足なんだから！
エピソードトークでっちあげんなし。
ひでぶ！ また殴った！ 次はコレ！
4.「え～っ。私の知らない間に、そんなことあったんだ～」
な、ナニコレ。これも重要なんすか？
超重要！ ポイントは「私の知らない間に」を強調することだ！ 相談役たる私が純粋なジャッジ役であることを相手にアピールする！
どどど、どゆこと？ ジャッジ役ってなに？
だーかーらー。相談を持ち掛けてくる人って、大体はこんな思いを抱いているだろう？
↓↓
職場でこんなトラブルあったけど。私悪くないよね、私悪くないよね。ああ～誰か私を全肯定してくれる人が欲しいよぉ～～。
↓↓
って感じ。
え、ええ。こんな感じなんすか。私は相談受けたことないんで解らないですけど。
こんな感じなのだよ。まあ相談してくる人というのは大体、純粋公平な目を持つ人、つまり第三者的な立場の人に自分は悪くないとジャッジしてほしい。
なるほど。
そこで相談の受け役たる私は、相手の「こんな酷いことありましたトーク」を聴いたら、すかさず「私の知らない間にそんなことあったんだー」と言う。
つまり、私自身があえて無知の第三者的な立場を装うことで、相談者の求める純粋公平なジャッジマンになることが出来るのだ。これで彼女からの信頼度爆上がり間違いなし。
おお～すげーー。そんな意味があったとはー。
じゃろう？ はっはっは、あまり褒めてくれるな。照れるじゃないか。
でもM子先輩。
はい？
先輩は純粋公平なジャッジマンになって、相手の悩み事を聴いた後、ちゃんとジャッジするんですよね？ どっちが悪いかとか。今のままの考えでいいかとか。真剣なアドバイスをするんですよね？
……。
……。
え？ 私は純粋公平なジャッジなんてしないよ？ 真剣なアドバイスもしないよ？ とにかく私は相手に同調して、君は悪くないって言い続けるだけだよ？
……。
大体さ、相手の悩み真剣に聞いてさ、なんかマジなアドバイスしてもさ、相手は反発してくるだろうし。私に相談したことそれ自体が一つの悩み事になって、面倒くさくなるだけだからね。
あと、たとえ私は相手の「こんな酷いことありましたトーク」を、事前に知っていたとしても、「そんなことあったんだ～」って知らなかったフリして返すよ？ その方が相手も話しやすいだろうし、私自身無知な立場でいた方が、相手の悩みに関わらなくていいから楽だから。
……。
ひでぶ。無言で殴らないで！
ヤロー。だんだんテメーの相槌の本質が解ってきたぞ。プロの相槌ストとか言いながら、テメーはとにかく相手を否定せずに同調して、相手の気をよくさせてるだけじゃねーか。
そんなことないもん！ 次からは本当に使える相槌だもん！ 時には相手を否定することもあるプロの相槌を教えてあげるもん！
ホントかよ。
5.「私は悪くはないと思うけど、世間はそういう流れだからさ～」
やっぱ否定しねえなコイツ！ 一連のトラブルの原因を世間のせいにしやがったな！ 相手の気をよくしたいだけだな！
フハハハハ！ 遂に気が付いたようだなT中君！ いかにも君の言う通り！ 実は私のよく使う相槌は、プロの相槌なんかではなく！ 単に相手の気をよくさせるためだけの定型句集だったのだよ！ フハハハハハ！
開き直りやがったぜコイツ。もっかい殴っとこ。
シュ。残像だ。
あ！ 避けた！
開き直った私に、もう君のパンチは当たるまいよ。ッシュ、ッシュ、残像残像っ。
な、な、なにー！ 私のパンチが当たらないだとー！
さあどんどん行くぞ！ これが私の【相談を受ける時とにかく相手をいい気にさせるための定型句集】だ！！
6.「あの人って、そういう生き方をしてきた人だからさ～」
考えが合わない人がいたらとにかくそう言っておけ！ 実際の所はよく解ってなくても「生き方」とか言っとけば大丈夫だ！ 深い話してる感だしとけばみんな満足するんだよ！
ぐおおおおお！ こんなの定型句にしてる奴は嫌だ！ こっちは真剣に相談して深い話をしてると思ってるのに～～！
7.「〇〇さんは、周りのことよく見えてるし、気を使えるし、私はすっごく接しやすいよ」
はい定型句！ これ私の必殺技！ 相手すっごく喜ぶから！ これ返しとけば間違いないから！
鬼！ 非道！ こんなの言われたら気をよくしちゃうでしょうが！ 定型句なんですかコレ！ 皆に言ってるんすか！ すっごいイヤなんですけど！
8.「また話聞かせて。私人間関係のコト疎いからさ。聞かせてくれるとすごく助かる」
はいはいはい！ 相手の気をよくさせるためだけの言葉です！ 本当は聞きたいだなんて、これっぽっちも思っておりません！
ひでえ断言しやがった！ もうヤダ！ もうこんな人に相談したくねえ！
以上、絶対使える相槌８選、終了！ みんなも相談受ける時に使ってくれよな！
誰か、この人の悩みに真剣に向き合うことから逃げ回る軟弱者に、本当に相談者の気持ちに寄り添える相槌を教えて下さい。
うむ。私も人からの相談の受け方を切実に学びたい。
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