K林教授
どうも、短歌四コマのお時間です。今回の短歌は「ミーハー」という題名でお送りします。短歌監修の文士M子先生、解説をよろしくお願いします。
M子
はい当四コマシリーズの短歌・俳句作成を担当しております文士M子です。早速ですが今回の短歌はこちら。
浅知恵を
話して楽しき
昼休み
我らミーハー
話題がやまず
M子
えー、今回の短歌の解説ですが……。
K林教授
はい。解説よろしくお願いします。
M子
解説は特にありません。読んだ通りですし、四コマ漫画で全て伝わったかと思います。
K林教授
え、深い意味ないんですか。
M子
深い意味ないです。ミーハーってやつをそのまま短歌にしてみただけです。それよりも教授!
K林教授
は、はい。
M子
画力が上がりましたね! 驚きの2コマですよ! T中君と私! ハイクオリティーでお届けしているじゃないですか!
K林教授
あ。気付きました? 今回は教授、気合入れて描いてます。
M子
素晴らしいです! 特に二人のキャラの表情! これぞミーハーとでも言うべき憎らしくも楽し気なドヤ顔をしています!
K林教授
はっはっは。教授こだわりの表情です。更に二人の手にも注目してください。いつも私が描くデフォルメした丸い手に比べて、明らかに精度が上がっています。
M子
本当だ! 手も凄い! 教授の絵なのにちゃんと人間の五本指をしている!
K林教授
褒めるでない褒めるでない。
M子
褒めますよ! 相当練習したんですね! 教授! いえ画伯!
K林教授
いえ、練習はしてません。
M子
え?
K林教授
絵の練習なんて全くしてません。
M子
は、はい。ならどうやって上達を。
K林教授
イラストソフトに付属している3Dモデルで手の形を作って輪郭をほぼそのまま写し取りました。
M子
つまりそれって。
K林教授
当ブログのお絵かき担当のK林教授は! 自分の頭で手の構造を理解し描きだすことを諦め、ツールの力を借りて楽ちんに手を描きだすことに成功したのだ!!
M子
な・な・な・なんですってええええ!?
K林教授
ふははははは! 私が愚かだったよM子君! 手なんて3Dモデルを用意してそれをトレスすればいいだけなんだ! 自分で手の立体構造を考えて試行錯誤を繰り返す必要はなかったのだ!
M子
ひえええ! それはイラストを描く者としてアリなのかあああ!?
K林教授
えええい! 喚くんじゃない! 手を描くのに3Dモデルの力を借りるのはアリよりのアリじゃ! そんなことより文士M子先生は早く次の短歌を作って! 私が3Dモデルを使って、ハイクオリティ四コマを仕立て上げる!
M子
はーい! 短歌作りまーす!
K林教授
さあ私は更にツールの勉強をしないと! イラストソフトには更なる神機能があるかもしれん! よりよいイラストを作るためにイラストソフトのあらゆる機能を試すのだ! いざさらば!
M子
はーい、いざさらばー……。
M子
……。
M子
さぁてと、教授がいなくなったから、今思いついた短歌を首投稿しちゃおうっと。
絵描きさん
ツール駆使して
手を描くよ
あの手この手を
試しながらね
M子
くっくっく。これはダジャレ短歌である。上の句の『手を描くよ』の『手』は実際の人間の手のこと。下の句の『あの手この手』の『手』は手段という意味の手。
M子
つまり、絵描きが『手』を描くために、イラストソフトのツール機能の『あの手この手』を試すというダジャレである。
M子
いやぁなかなかどうして、短歌は31文字も使えるので本当にダジャレが作りやすい。私はどちらかというと17文字だけの俳句や川柳の方が好きなのだが、パッと思いついたものを詩にするだけなら、圧倒的に短歌の方がやりやすいな。
M子
さて、せっかく出来上がった短歌だが、さすがにダジャレ過ぎて趣を感じないので、これを四コマ漫画化するのはやめておこう。私ならもっと四コマに適したいい短歌が作れるはずだ。
M子
ではでは、今回の記事はこれにておしまいです。次回、更に進化したK林教授の四コマ短歌でお会いしましょう。さよなら、さよならー。
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